このレビューはネタバレを含みます
【ある意味ネタバレな徒然草的なるもの】
ぶつかりそうになった人に舌打ちをしたり前方を塞がれ「早く行けよ、ばばあ」と心の中で悪態ついたり
いつから見知らぬ他人を意地悪な目で見るようになったんだろう。
ネットの書きこみで会ったことも
いや、これからたぶん会うことさえない人を「死ねばいいのに」と呪ったり
憎しみの対象を毎日のように探したり
憎んですぐに忘れる人も誰かの家族であり誰かの大切な人であり
困っている誰かのために手を差しのべている人なのかもしれない
誰もが誰かに制裁を下したがる
もはや人の心こそ終末
シャマランがスクリーンの裏側からそっと声をかけてくれてるような
だからって
無邪気な子供のように見知らぬ人に微笑むことはできないな
「知らない人と口をきいてはいけません」
人生を歩みだし、一番最初に教えられるのは
そんな教訓だし