カメラは客観的に事件の顛末を追って行くかと思いきや過去の出来事を途中で挟んできたりと観ている方はどうも落ち着かない。
まあ、そういう演出の方がわかりやすくはなるけれど
登場人物同士の温度差や会話だけでフラッシュバックを挟まない方が緊迫感も増すのでは?
しかし、監督の描きたかったものはミステリアスな部分ではなく最初から最後まで不安定に揺れ動く主人公の心らしいけど
途中で逃げ出したくなったのは正直な気持ち。
あぁ、フランス語が話せれば言葉の細かいニュアンスを感じとり登場人物たちの気持ちが冷たいほどに伝わって来たんだろうな
時が経ちあの時の彼女の気持ちは?息子の行動は?…と、この映画の登場人物に心がリンクするかもしれないけれど
アメリカ映画みたいなスカッとした結末を望む人は肩すかしを喰らうかもね
まずは言いたいことは
【体調のいいときに心して観よ!】(笑)