毎度のことながら、過度に期待を抱いてしまうシャマラン作品。今回は何ともシャマランらしい終末映画で、ジワジワと確実ににじり寄って来る恐怖が実に居心地悪い。
バッタに始まる本作、言わずもがな黙示録をテーマになぞらえて話が進んでいく。
正直、こういう宗教的な作品は日本人には縁の遠いものであるが、やはり本作もいまいちピンとこない。
比較的分かりやすい話ではあるのだが、テーマというか、何を伝えたい作品なのか……。この辺りは宗教知識があればもっと手を打つようなものがあるのだろう。そこが残念であった。
毎度おなじみ、『シャマランを探せ』は今回も健在。あの嬉しそうな映り込みをみると何となく嬉しくなる。これがついついシャマラン映画を観続けてしまう理由の３割を占めているといっても過言ではないだろう。
