コマジタ

ノック 終末の訪問者のコマジタのレビュー・感想・評価

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
4.0
なんだこれ?と
Amazonプライムビデオで吹き替え版を
ザッピングしていたら発見、ふ~ん
なんか惹かれるタイトルですなと
鑑賞し、終わって調べたら
監督は『サイン』や『シックス・センス』
M・ナイト・シャマランなのねん!?
とビックリと共に納得、
とんでもない災いが起こるわけだねと
思うと共に楠さんやないかい!
(誰だよですよね)ご紹介するしかないという事で、

監督は
『ヴィレッジ』、『オールド』、
『スプリット』、
『アンブレイカブル』、『オールド』、
などの
スリラー的な名作品を生み出し続ける
M・ナイト・シャマラン

脚本は
M・ナイト・シャマランと、
スティーヴ・デズモンドと、
マイケル・シャーマン

原作は
犯罪小説『The Little Sleep』、
『No Sleep Till Wonderland』などの
著書、
ポール・G・トレンブレイ
原作タイトルは『終末の訪問者』

そして
裁かれに裁かれそうな
すんごい吹き替えキャストは
こちら

レナード
演-デイヴ・バウティスタ
声-楠大典(くすのきたいてん)

エリック
演-ジョナサン・グロフ
声-福山潤(ふくやまじゅん)

アンドリュー
演-ベン・オルドリッジ
声-森宮隆(もりみやりゅう)

ウェン
演-クリステン・キュイ
声-木野日菜(きのひな)

サブリナ
演-ニキ・アムカ=バード
声-森なな子(もりななこ)

レドモンド
演-ルパート・グリント
声-中村章吾(なかむらしょうご)

エイドリアン
演-アビー・クイン
声-逢田梨香子(あいだりかこ)

男性キャスター
演-オデラ・アディモラー
声-丸山壮史(まるやまたけし)
〔改名後現在:マルヤマタケシ〕

女性キャスター1
演-デニース・ナカノ
声-木村香央里(きむらかおり)

報道官
演-ローズ・ルアルド
声-くわばらあきら

地震学者
演-ビル・ヴァーガス
声-玉井勇輝(たまいゆうき)

司会者
演-クレア・ルイーズ・フロスト
声-古木海帆(ふるきみほ)

女性キャスター2
演-キットソン・オニール
声-桃江トウコ(ももえとうこ)

と優秀な方で織りなす吹き替え版ですが、
今回特にピックアップでご紹介
奉りしたいのは、
訪問者で一番屈強な男レナに、

楠大典(くすのきたいてん)

楠さんは
アニメーションでは
『SDガンダムフォース
(嵐の騎士トールギス)役、
『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』
(ギャラクシーコンボイ)役、
『銀魂(隈無清蔵〔くまなくせいぞう〕)役、
『ドラゴンボール改』
(2009 - 2014年、ネイル)役、
『キングダム』
(2012年 - 2022年、蒙武〔もうぶ〕)役、
『それいけ!アンパンマン』
(イモだんしゃく〈2代目〉)役、
『ニンジャラ』
(マックス、ジャーケット)2役
『ONE PIECE STAMPEDE』
(ウルージ)役、
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
(ヘルベルト・フォン・ラインハルト)役、
などまだまだあり膨大です、

吹き替え作品では
ドウェイン・ジョンソン、ヴィン・ディーゼル、
ジェイミー・フォックス、
アドウェール・アキノエ=アグバエ、
ジョン・シナ、イドリス・エルバ
などを多く担当してまして、
作品では軽くですが、
『キス・オブ・ザ・ドラゴン』
演-ジェット・リー
(リュウ)役、ソフト版、
『バンブルビー』
演-ジョン・シナ
(ジャック・バーンズ)役、
『ワイルド・スピードX2』
演-タイリース・ギブソン
(ローマン・ピアース)役、ソフト版、
『トップガン マーヴェリック』
演-チャールズ・パーネル
(ウォーロック)役、などなど。

特にドウェインに関しては現在はほとんどの
作品で専属(フィックス)として担当、
2023年には「ドウェインの吹き替えでお馴染み」
と評されるほどに定着しちゃいました(嬉)

それで、
ドウェインの演技について楠さんは
「最初の作品から見ててもコメディから
シリアスまで色んな役をこなせる
凄い役者さんで、振り幅が広い演技プランは
役者としてもとても勉強になります」と敬意を
表しているそうです(嬉)
(あんさんも充分凄い役者すぎるんですけど〈涙〉)
それと
『スター・ウォーズ・シリーズ』の
ダース・ベイダーの日本版の専属声優である
大平透(おおひらとおる〔2016年4月12日に逝去〕)
さんの体調不良での降板に伴いまして
『スター・ウォーズ 反乱者たち』シーズン2以降
楠さんがベイダーを担当することになり
その後、正式な専属声優となって
以降のメディア作品はほぼ全て楠さんが
ベイダーを演じているベイダー声優さんでも
ありまーすべいだー。
そしてゲーム作品などでも引っ張りだこの
マルチタスク需要がありすぎな方です、
その大脱出2(でも声は楠さん)でもお馴染み
デイブ・バウティスタ楠さんレナードが、

アンドリュー(森宮隆)とエリック(福山潤)、
養女のウェン(木野日菜)が
森の中のキャビンで休暇を過ごしていた
ドアのノックを7回(なぜノックは7回なのか)し、
(ウェンは後6日で8歳。
つまるところ今日を入れて7日、現在は7歳。
この家にやって来た人はウェンたち家族3人と
「来訪者」4人、合わせて7人、何かの啓示かもです)

レナ(楠大典)
「こんにちは、俺はレナード
仲間も一緒だ、ドアを開けてほしい」

左窓からシルエットを確認する
アンドリュー
アンドリュー(森宮隆)
「恐ろしくでかい奴だ」

エリック(福山潤)
「どうする?」

アンドリュー(森宮隆)
「・・分からない、うまく
帰ってもらおうか」

頷くエリック

エリック(福山潤)
「やあ!・・あ~レナード!僕たち!」
喋りにかぶせて
レナ(楠大典)
「アンドリューか?エリックか?
ウェンにはもうさっき会ったよ、
思いやりがあって素晴らしい娘さんだ!」

エリック(福山潤)
「僕はエリックだ!何か手伝えることある?」

レナ(楠大典)
「あるとも、ドアを開けてくれ
顔を見て話した方が早い」

ウェン(木野日菜)
「ダメ!お願いだから帰るように言って!!」

少し小さな声で
アンドリュー(森宮隆)
「ウェン!静かに!」

エリック(福山潤)
「お客さんが来るとは思ってなくて
申し訳ないけど、ゆっくり過ごしたいんだ!」

レナ(楠大典)
「分かるよ、休みを邪魔して申し訳ない、
しかも、こんな綺麗な所で」

ウェン(木野日菜)
「帰ってもらってー!!!」

ひそひそ気味に
アンドリュー(森宮隆)
「ウェン!!!!!」

レナ(楠大典)
「分かってくれえ、こっちも楽じゃないんだ、
この湖は初めてだし、4人共、
君達に会いに来るとは思って無くて」

エリック(福山潤)
「・・・他には誰が居るんだ?」

レナ(楠大典)
「サブリナ、エイドリアン、レドモンド、
我々がここに来たのは大勢の人を・・
救うためなんだ!」

ひそひそ気味に
アンドリュー(森宮隆)
「エリック!ちょっと来てくれ!」

レナ(楠大典)
「君たちの助けがいる、それが無いと
何も出来ない、ドア越しに喋ってたら、
難しい話なんて殆ど出来ない」

ひそひそウィスパー声でエリックを見て
アンドリュー(森宮隆)
「ああ!?」

玄関ドア右のブラインド部分から
外を覗き集団の足元や鎖が見える
ひそひそウィスパー声でエリックに

アンドリュー(森宮隆)
「鎖の先にハンマーの付いた、鶴嘴(ツルハシ)
みたいな武器を持ってる女が居る!
(焦)・・・警察に電話しよう!」

というシーンでの
姿だけではなく声と演技でもごつさを
表現し、エリックの武骨さ、優しさ、
不気味さ、不穏さ、親しみやすさ、
冷静さなどを淡々と表現豊かに
演じ、
エリック(福山潤)とアンドリュー(森宮隆)を
拘束したのちに
家族3人の前で、

レナ(楠大典)
「・・・我々は世界の終末を防ぐために来た
・・我々・・つまりキャビンに居る全員が
それを止める事が出来るが、君たちの助けが居る」

縛られたエリックとアンドリューが
困惑し顔を見合わせる

レナ(楠大典)
「この世界が終わるかどうかは・・君達
3人にかかってる・・・」

エリック(福山潤)
「・・君たちは何か、精神的な問題を
抱えてるだろ」

息を整えるレナ、
二人の足元に膝をつき

レナ(楠大典)
「・・君達は、世界の終末を防ぐために、
3人の内一人を犠牲にしなければならない・・
不可能とも思える決断を自ら下して・・選んだ
その一人を殺すんだ・・・・一人を選べなかったり、
犠牲を捧げられなかったりしたら・・・・・
世界は終わる、んっ、・・君たちは無事だ・・んっ(苦)
だが残りの人類、70憶人以上が・・ふうう(うつむき)
・・・滅びる・・・」

アンドリュー(森宮隆)
「ふうううっ(震涙)こいつらイカれてる!」

レナ(楠大典)
「生き残った君たちは週末の恐ろしい光景を
見る事になる・・そして荒廃した地球を・・
彷徨うことになるんだ、ふぅぅ・・いつまでも果てしなく
・・ふぅ、孤独に・・・・」

エリック(福山潤)
「レナード・・悪い事は何もしてない」

レナ(楠大典)
「・その通りだっ君たちは何も悪い事は
してない、ふ、責任が重すぎる・・・君たち家族は
只選ばれただけだから・・」
立ち上がるレナ

とサイコパスなのか真実を話しているのか
こちらの頭が混乱してくるような
差し迫ったシーンでの台詞も緊張感を常に
感じさせてくれる表現で圧倒させてくれます
聴かないと世界が、世界があぁですよ

そして俳優さんの中にハリーポッター
シリーズで知名度があります
ロン・ウィーズリー役でお馴染み
ルパード・グリントが訪問者4人の一人で
出演しておりますが、
声優さんはハリーポッターシリーズの
常盤祐貴(ときわ ゆうき)さんでは無く
中村章吾(なかむらしょうご)さんが担当しています、
その中村さんの台詞で
4人が家族3人に自己紹介を一人ずつ始める
下りで

レナ(楠大典)
「ふ~・・んんっ(息を整え)
ふー(笑)もう知ってるだろうが、俺はレナだ
(息を吸い)で、バッタを、捕まえるのが得意だ・・」

アンドリュー(森宮隆)
「ふんんっ!!!っフー、フーンンヌ!フー!」
縄を解こうともがくアンドリュー

レナ(楠大典)
「シカゴから来た、小学二年生の、
課外活動の教師だ・・あとバーテンの仕事も」

レドモンド(中村章吾)
「よし、俺だ、いいか?
・・あとこんちは、俺はレドモンド、
ビーチを散歩するのとビールが好きだ」
間髪入れずにレナが
レナ(楠大典)
「おい!もう話し合ったはずだぞ!
キチンと言うべきだ」

レドモンド(中村章吾)
「もう時間を!無駄にした!こいつが寝てたからだ!
自己紹介なんて、どうだっていいだろ!
こっちの仕事は変わらねえんだ!こいつらの
仕事も!!」

レナ(楠大典)
「そんなことを言ってると、
そういう奴だって!思われるぞ、
怖がらせるだけじゃ、信じてもらえないし、
協力も得られなくなる」

レドモンド(中村章吾)
「分かった!それじゃあ俺の番だぁ、
家はマサチューセッツのメドフォード、
ガス会社に勤めてて、家やアパートがー
吹き飛ばないようにー点検してる、
独身だ、こう見えてもな」

顔を見合わせるレナ達

レドモンド(中村章吾)
「お勤めもしたよ、・・分かるだろ?
・・まあ~散々・・やばい事もやった、
若くてーバカだったからな・・今はまともだよ」

イスに縛られたまま左で縛られている
エリックにを見るアンドリュー

レドモンド(中村章吾)
「・・親父はよく俺を殴った、
さっきのアンドリューみたいに」
(窓を割り侵入しようとした最中で
アンドリューに殴られてます)

レドモンド(中村章吾)
「もしも過去に戻れたら・・」
(鶴嘴・ツルハシ)を見つめ
「ガキの俺にこれをやる」

と、
レドモンドの人柄やどういう人物かを
描くシーンにて
威圧感や気だるい感、
ぶっきらぼう感を上手く表現していまして、
ハリーポッター時代の
ルパード・グリントと
担当声優の常盤さんとの
もの凄い変化を比べてみるのも
面白いかもです。
(なにがやねん違うの当たり前だろがい歳経てるんだから)

あとは
山小屋を訪問する四人組の一人
サブリナ役の
森なな子さんは元宝塚歌劇団雪組の男役を
経て声優に転向した方ですが
声優としても一流のお芝居をされますので、
聴きごたえがあります(嬉)
森さんはまた別作品でご紹介したい所存ですので
ご愛敬おねげします

てなわけで謎だらけのこの作品ですが
吹き替え版によって解像度は上がっております
皆さん非常に高くシンクロしております
しかし吹き替え版でも謎は謎、
展開が読めないシャマラン節全開ですが
面白い面白いですよ~、
鑑賞出来る方は無料期間が終わる前に
見て下さいまし、
見ないと裁かれる人類第一号にされるかもデスよ

是非一度は御覧なさいね
コマジタ

コマジタ