レビュアーさん方々のレビューを
楽しくザッピング拝読してる中で
鑑賞されてる方が多いな~と(嬉)
それがずっと気になっていた今作、
吹替え作品じゃなくとも、
あまりに
気になりすぎて夜もじっくり
眠れた為(どついたろか)、
Amazonプライムビデオにて鑑賞
2024年6月28日に劇場アニメ映画版が公開
されていて、
監督は
2004年『蒼穹のファフナー』で原画として参加し、
その後、フリーランスになり、
2007年の『電脳コイル』で初の作画監督を担当、
以降
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
『借りぐらしのアリエッティ』
『風立ちぬ』
など、数多くの劇場作品に主要スタッフとして携わって
いっている凄い方な、
押山清高(おしやまきよたか)
『フリップフラッパーズ』では監督でもあります。
アニメーションプロデューサーは
『モブサイコ』や、
『赤髪の白雪姫』などの
永野優希(ながのゆき)
アニメーション製作は
『THE FIRST SLAM DUNK』での原画、
『SHISHIGARI』での製作
『ドラえもんのび太の新恐竜』での
演出・作画協力
等の
スタジオドリアン
そして
俳優の方、声優の方、
ベテランな実力派な方までもが
ちょい役で出演されている
とんでもないキャスト陣はこちら
藤野
声-河合優実(かわいゆうみ)
京本
声-吉田美月喜(よしだみづき)
担任
声-斉藤陽一郎(さいとうよういちろう)
男
声-岡幸太(おかこうた)
藤野の姉
声-牧紅葉(まきくれは)
編集者
声-吉橋航也(よしはしこうや)
キャスター
声-宮島岳史(みやじまたけし)
アナウンサー
声-高橋大輔(たかはしだいすけ)
先生
声-伊東潤(いとうじゅん)
友達の母
声-竹内芳織(たけうちかおり)
おばあちゃん
声-平ますみ(たいらますみ)
同級生
遠藤瑠菜(えんどうりな)
宮岸泰成(みやぎしたいせい)
高浪美里(たかなみみのり)
徳留慎乃佑(とくどめしんのすけ)
正垣那々花(しょうがきななか)
嶋陽大(しまはると)
堤咲良(つつみさくら)
実況アナ
声-伊奈聖嵐(いなせいら)
4コマの男性
声-森川智之(もりかわとしゆき)
4コマの女性
声-坂本真綾(さかもとまあや)
方言指導(東北訛り、いわゆるズーズー弁、秋田方言)
小白川愛菜(こしらかわまな)
てな訳で4コマの男性と
女性に実力派ベテラン声優さんの
森川智之(もりかわとしゆき)さんと
坂本真綾(さかもとまあや)さんが
勿体ない程のちょい役で出ていますが、
今回驚いたのが主演のお二人、
先ずは
画が上手すぎる藤野に
河合優実(かわいゆうみ)
河合さんは
インハンド 第4話(2019年5月3日、TBS)
(菊池香織)役でデビューされ、
映画やドラマで活躍されている
俳優さんです、
映画では
『佐々木、イン、マイマイン』
(2020年11月27日、監督:内山拓也)
(苗村) 役、
『あんのこと』
(2024年6月7日、監督:入江悠)
- 主演・ (香川杏)役、
『ナミビアの砂漠』
(2024年9月6日、監督:山中瑶子)
-主演・(カナ)役、
等で、
声優初挑戦だそうです。
今作のアニメーション演技は
素晴らしいの一言です。
もう御一人は
藤野に憧れる背景画が
上手いのにのちに
藤野に劣等感をいだきはじめちゃう
京本に
吉田美月喜(よしだみづき)
吉田さんは
モデルであり俳優さんでもあり、
2018年11月10日、NHK BSプレミアム
『カラスになったおれは地上の世界を見おろした。』
でテレビドラマ初出演、
2019年2月1日、BSフジ
『レイメイキ』
でテレビドラマ初主演。
同年6月7日公開の
『町田くんの世界』
で映画初出演されており、
今作が声優初挑戦との事ですが、
上手すぎるクソが、
の一言です(嬉悔涙)
そんなお二人が素晴らしいお芝居
セッションと、
難しい掛け合いを俳優さん
ならではのアニメ喋りしてない
自然演技で耳魅了するシーンの
一部を抜粋、
それが担任(斉藤陽一郎)に
卒業証書を渡しに行ってくれと
頼まれ京本の家に藤野が届けに
行った所で、
4コマを京本のいる部屋ドア越しに
書き始める藤野、
完成し我に返り
藤野(河合優実)
「・・何してんだあたし」
手から4コマ漫画の紙がはらりと
抜けて
藤野(河合優実)
「!?あっ、おっとっ、はっ!」
床に落ちつつ京本の部屋に
ドア下の隙間から入ってします
4コマ漫画の紙
藤野(河合優実)
「あっ!?あぁあぁっ!」
ドアの向こうの京本
京本(吉田美月喜)
「ええ??」
焦る藤野
藤野(河合優実)
「へ!えっと!」
ランドセルを急いで持ち
藤野(河合優実)
「卒業証書!ここ置いときまあすっ!!!(汗)」
靴下滑りしながら玄関ストップ
藤野(河合優実)
「ん失礼しましたああ!」
急いで靴を履く藤野
藤野(河合優実)
「んあ!はぁっ!うっ!(汗)うああっ!」
外へ飛び出す藤野
藤野(河合優実)
「はあはっ!(汗)んっ!ふっ!ふっ!」
焦りながらうつむきつつ早歩きで
去ろうと歩く藤野
ガチャ!!と扉が空きFPS視点で
京本が急いで玄関へ
ダッダダダダっと走る
京本(吉田美月喜)
「ふ・・せ、ふ、ふ、ふ、ふっ!」
ガジャア!と京本が扉をあけ放ち
道路へ飛び出し
京本(吉田美月喜)
「藤野先生ぃっ!!!ひっ!へはっ!
へぇ、へぇ、へぇ、へえ、へえ、へえ、
へえ、へぇ(荒い息ぎれ)」
藤野に向き直し
京本(吉田美月喜)
「へえ、へあ(荒い呼吸)」
立ち止まっている藤野
京本に向き直り
藤野(河合優実)
「きょっ京本・・?(汗)」
京本(吉田美月喜)
「あっあっあっうっあっえっ!ぬいいっ!(汗)」
藤野に近づく京本
京本(吉田美月喜)
「と・・ぽ・・み、み、み、(汗)ん、
毎週、あの、毎週プリント、毎週プリント
届いて、ん最初っから、3年生の頃がら、
藤野先生の漫画、見でました!」
また少し藤野に近づく京本
京本(吉田美月喜)
「わ、わ、わだっ!わだしっ!わっわだし!
わだし!藤野先生のファンですっ!サイン
くださいっ!」
無表情で京本を見つめる藤野
京本(吉田美月喜)
「ああっ!無い!しき!色紙!あっああ!
し、背中に!せながの服に!サイン下さい!」
背中を見せふるふる震える京本
京本(吉田美月喜)
「んっんっ!んっんっ(震)」
無表情の藤野
藤野(河合優実)
「・・いいけど」
藤野に向き直り
京本(吉田美月喜)
「いへへ・・(嬉)」
京本のはんてん服の背中に
藤野がサインを書きながら
京本(吉田美月喜)
「一番すぎな話は、3年生の8月2週の
恋のしかっけいと、よ、4年生の、
いつがつ(1月)から
3月迄連載してた、佐々木シリーズと、
5年生と、ろぐ(6)年生になってがらは、
全部どれも、かみでき(神的)に
おもしろがったです!わたすは間に合わなくて、
毎週載せられないのに、藤野先生は学校行きながら
毎週載せて、ホントに、同じ小学生だと
思えないぐらい凄くて!藤野先生は絵も
はなす(話)も、5年生ぐらいからどんどん
上手くなっていって、わたし!
確信しました!
藤野先生は、漫画の天才ですっ!」
前担ぎしていたランドセルを
後ろに担ぎ直す藤野
京本(吉田美月喜)
「それなのに、どうして・・
どうして、6年生の途中で、4コマ書くの
辞めたんですか・・?」
藤野(河合優実)
「ていうかまぁ、あの、ていうか今
漫画の賞に出す話考えてて、
ステップアップする為に止めたって
感じだけど」
京本(吉田美月喜)
「・・漫画の賞・・?すっ!っす!
スンゴイッ!!!みだいっ!
みだいみだいっ!!すんごいでっす!それ!」
すしゃしゃしゃしゃ!と
滑らかに藤野に近づき
京本(吉田美月喜)
「みだい!みだいみだいい!!はあ!はぁ!
(荒い呼吸)」
藤野(河合優実)
「まあ・・まだ頭の中にしかないけど(冷静)
頭の中じゃ完成しかけてるし、あとは実質
下書きとペン入れだけって感じだけど」
京本(吉田美月喜)
「ええ~!(嬉)ええー!みだいみだいみだい!
みだい!!!はぁ、はぁ、はぁ」
藤野(河合優実)
「んじゃ、まあ、話出来たら見せてもいいよ」
京本(吉田美月喜)
「へえ(嬉)」
京本を見つめる藤野
ポツポツとアスファルトに
落ち始める雨粒と雨音
藤野(河合優実)
「雨降って来たから帰ろっと」
立ち去りつつ
藤野(河合優実)
「またね」
とても嬉しそうな京本
手を振りながら
京本(吉田美月喜)
「まだねっ♪」
遠ざかっても手を振り続ける京本
京本からファンだと告白された帰り道際
躍動感溢れる小躍りを
雨降る田んぼのあぜ道で繰り広げる藤野
と藤野と京本の鮮烈な出会いの
シーンでお口があんぐりする程の
違和感なき演技力を聴かされて
耳への幸福コンボダメージが蓄積する事
この上ない可能性が観る方にとって
起こるかもです♪
起こらなかった方はすみません、
はんてん着て秋田弁話せるよに努力します
本職の方が声優として仕事されるのが
望ましいのですが、
俳優さんや芸人さんが
やるのが悪いのでは無くて、
下手がやるから駄目なんだ!
はその逆も然りで、
上手い方、
作品を底上げ出来る方なら
推奨です。
音楽は
haruka nakamura
という方が作曲、
良すぎて調べてしまいました。
驚愕したのが、
この方のエピソードが
あまりにも今作の藤野と京本に
酷似する経歴部分があり、
(あくまでも個人的に感じただけですよ)
偶然なのか必然なのか
震えました、
もともとは音楽で食べていくつもりは無く、
そんな中で2008年
音楽共有サービスのMyspaceに音源を出したところ
Nujabes(ヌジャベス)という方と出会い、
交流が始まり作品作りを進めていくなかで、
本格的に音楽活動に取り組み始めるも
Nujabes(ヌジャベス)さんが
2010年2月に交通事故により他界、
逝去されるという悲しい出来事があったそうでして、
その後も音楽活動を続けてらっしゃるという事、
わたくしの中で作品との必然性というか
言葉に出来ないめぐり逢いってあるのかも、
と思わされる作曲家でした。
今作のサントラ素晴らしすぎます。
それからエンドロールで気付いた点が
ありまして、
アニメーションだと大半の作品が
先ず出演者の声優さんから始まるのですが、
今作ルックバックは
クリエイターの方々が最初に
エンドロール頭を飾り、
声優キャストさんがロールで
流れて来るのがかなり後半でして、
この意図はもしかして
作品がクリエイターを描いた物語であり、
主役は声優さん方では無く、
クリエイターさんなんですよ、
という事を示唆させている可能性があるのかな、
と勝手に嬉しくなっちゃいました(涙)
そうだとしたら賛成です!
だって主役級や表舞台に立つ方ばかりが
もてはやされスポットがあたる世の中が
大嫌いなのですからあたくしはぁ!
みだいみだい!裏を支える方々にもっと
スポットが当たる世の中が
みだいっ!!!!!!!!!!
はぁ、はぁ!
あっ!?今京本が憑依したのかしら!
まっさかね
(やかましいわ)
そんな作品ですが、
2019年に起きた京アニ放火殺人事件を
ベースにしてた描写だと考えられる部分があったり、
原作者の
藤本タツキ先生が
本作のプロットを書いた背景の一つとして、
学生時代に起きた東日本大震災の時に
絵描きとして感じた無力感を
上げていたり、
そういった事柄が反映されている事も
相まって、
2人の関係性と未来と過去に
泣かされた部分もありました、
ずるいんだよくそがああ
そんなこんななこの作品
鑑賞してみないと
藤野に出会う前の京本と
わたくしの様に
引きこもりの社会不適合者に
なっちゃう明晰夢にうなされるかも
ですよっ
二度目は辛くて見れないかもでーすから
是非一度は御覧なさいね