このレビューはネタバレを含みます
好き!
この映画好き!
大人の絵本といった印象を受けた。
青と緑に振った映像の色作りと、奇妙に歪んだ第一次世界大戦後の石造りの街並みの風景が合わさって、こんなポストカードとか絵画とかあったら欲しい!飾りたい!と思える映像だった。
役者さんの立ち振舞いや立ち位置なんかと絵本のようだし、話のテンポも絵本のページを巡るような早さ。
最初の数分は、あまり見たことが無い映像に、違和感を感じてしまうけれど、それも直ぐに慣れてどんどん物語に引き込まれてしまった。
お話も、トロッコ問題のような話で、凄く考えさせられる。
大勢を救うために一人を殺すのか。
その一人が、自分にとってとても大切な人だったら、貴方は大勢の為に自分の大切な人を殺せるのか。
かつてその選択をした主人公が、またその選択をせまられる。
とても、よかった!