りーん

ヒンターラントのりーんのネタバレレビュー・内容・結末

ヒンターラント(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

傾いて歪んだ背景が独特で印象的。
ペルクたち帰還兵には世界があんなふうに見えていたのかな。
居場所はなくむしろ敬遠されるような世界。
そこで次々と無惨な姿になっていく同胞たち。
R12付いててどうしてだろうと思ったら死体がしっかり残酷だった。
それに対して煙草吸いながら検死するケルナー強い。
ペルクがあまり心中を語らないから積極性を増していくポールに注目してたら、まさかのキーパーソンだった。しんどい。
でもそんな足場の悪い狭い場所で黒幕追い詰めてないでよ!ってツッコミたくなった。
でも、「まずい」と焦ったのが警官が来たからじゃなくて弟が来たからだったとしたらあんな場所に逃げ込むのもわかる気がした。
マティアスさん出てるの知らなかったから嬉しい驚きだった。
いつの間にか歪みのなくなった世界が、ペルクに帰還を許してくれたようでよかった。


個人的に、「バビロン・ベルリン」のリヴさんと楽しみにしてたトリスタン・ピュッターさんをスクリーンで観れてよかった!
りーん

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