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喜劇 特出しヒモ天国の一のレビュー・感想・評価

喜劇 特出しヒモ天国(1975年製作の映画)
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2年ぶりに観る。殿山泰司の説教に彩られながら流しのストリッパーとそのヒモたちが出会って別れて出会って死んで産んででオチもない話。こういう下品で猥雑で生き生きした傑作を観るとやっぱり東映だな~と思ってしまう。池玲子はいつも以上に綺麗に見えるが、この映画は芹明香のもの。輝いてる。職を転々としたあげくカルーセル麻紀のヒモになろうとかっこつけて決意する九州弁の川地民夫、交通整理のおばさんに惚れこんでモノにして舞台の指導をするも寝取られる藤原鎌足、いつもガミガミうるさくてガキまで殴るくせに人の葬式には一目散に駆けつけてオメオメと後悔の涙を流す絵沢萠子、みんな素晴らしい。
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