染夫木智也

劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編の染夫木智也のレビュー・感想・評価

3.0
こんなセータームーンみたことない!!

セーラームーン自体は1991年から連載開始し、翌年92年から97年までTVアニメ放送されていた。
7年後の2014年より新作アニメとして「美少女戦士セーラームーンCrystal」が開始された。Crystalはシーズン3まで続き、その続編が現在NetFlixで配信されている「エターナル前編/後編」、そして新シリーズの最終章となるのが「Cosmos」となる。

監督は長編アニメ初監督となる高橋知也さん、原作者の武内直子さんは総監修として参加。

物語は平和の日常を取り戻し、普通の女子高生として暮らしているとセーラースターライツという謎の3人組のアイドルが現れて、困惑しているなか宇宙を支配しようとするシャドウ・ギャラクティカが現れ、仲間が次々と狙われていくという話。

ちなみに自分はTVアニメシリーズはまったく見ておらず、初見が前作のエターナルから入ったという超にわか者。
セーラームーンのセも知らないようなレベルで、前作エターナルズはまるで響かなかったので、今作も多分理解できないと思っていたところ、「あれ子供向けのアニメではない、いきなり絶望的な展開で始まる大人向けの作品」だった。こんなセーラームーン見たことない(実際ほぼ見ていないけど)

どんな絶望かというと、ちょいネタバレになるけど冒頭主人公のうさぎは恋人のマモちゃんがアメリカに留学するため空港まで見送ろうとする。しかし、別れる瞬間にシャドウ・ギャラクティカに襲われ、目の前でマモちゃんが消されてしまう。恋人を消されてしまった現実を受け止めきれず、嘘の記憶で上書きしようとする鬱展開。
そして、徐々に消されていく仲間たち、この絶望感はアベンジャーズでいうとインフィニティウォー、指パッチンで人類が半分になった展開と同じです。(大げさでした)

冒頭から驚かされる展開、後半が気になる前半だった。

また、本作OPから90年代のアニメのオマージュしているので昔からのファンなら必ず楽しめる作品となっていると思う。
にわかの自分にとってはキャラ数が多いため、一人ひとりの扱いが浅い、まるで最近のワイルドスピードのよう。また、キャラが多いためどんなんい変身シーンを工夫しても長く感じてしまった。
そして何より、変身シーンの効果音が高すぎる。。。
キーが高すぎるあまり、三十路を超えたおじさんには耳を塞ぎたくなるほどの音だったのが残念だった。
これは映画館で後半はみれないかな、、、、