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呪詛のbopapaのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
3.2
2022年 18本目

娘が、めっちゃ怖いらしいで!と言うので奥さんと3人で一緒に観てみた。それなりにホラー映画も観てるので、ここはアレっぽい、この流れはアレのオマージュか、この描写はあの映画みたいで気持ち悪くてよいな、とか逆に冷静に観れてしまった。高校生の時に観てたら死んでたかも、怖くて。


結構前半の早いタイミングで、ああ〜この映画のオチはあのパターンに持ち込むタイプの奴だな。と気付く人は気付いてしまうので、そうなるとあとはいかにしてその企みにこっちがうまく乗っかるのかに掛かってくるんだけども、そこが思った程はノレませんでした。

邦題「呪詛」って時点で呪いに関するお話なんだけども途中で「幸福と不幸は交互にやってくる」みたいな事を示す描写があるんだけども、観ててその幸せの部分が全然無いので、コメディにおける緊張の緩和で笑わせる、ホラーにおける緩和からの緊張でビビらせる。の定番の流れではなくて、ずーっとある一定の緊張が続くので、逆に怖く無くなってくる感覚でした。

めっちゃ冷たい水風呂でもずっと入ってたらその温度に慣れてしまう、みたいな。

ホラー的な怖さで言うなら開始10分くらいまでの、何が何だかわからないけど暗闇に何かがいる、みたいなのがやっぱりいちばん嫌だな。

描写としての虫、肌の質感、辺りの表現が苦手な人はめちゃくちゃ苦手だと思うので、その辺り無理な人はホラー云々でなく観るのツラいはずです。ウチは奥さんも娘も虫の描写と腕や背中の皮膚の描写が苦手過ぎて、そこで気持ち悪くなってました。
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