ごまだんご

呪詛のごまだんごのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
4.2
ホラー映画を「見る」から「体験するもの」として完成させた、正に“呪詛“そのものな作品。POV方式を取り入れていて、カメラを通して主人公が視聴者に話しかける展開があります。そして、ある提案をしてきます。これに合わせ、私たち鑑賞者もアクションを取る事になるのですが、私はこの展開が「皆でプリキュアを応援しよう!」となるプリキュア映画に見えてしまい、思わず笑ってしまいそうになりました。考えてみると、児童向けの映画って究極な体験型なんですね。多分、アンパンマンとかも同じ方式じゃないですか?知らんけど。つまり、今作は最低最悪で報われる事のないプリキュア映画です。闇落ちしたアンパンマン映画なんです。皆で見ながら盛り上がるのにも最適なガチで怖いホラー映画って事ですね。素晴らしいじゃないですか。
魔術とかアイテムとか、様々な部分で考察要素がたっぷりなホラーなんでそういうの好きな方にオススメです。考察要素が大量で作り込みに感動したミッドサマー的な楽しみ方ができそうなんで、個人的にこれから大ハマりしそうです。
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