真兵成花

呪詛の真兵成花のレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
3.9
POV方式の肝試し型のジャパニーズホラー継承作品。

まず今の日本製ホラーだと小綺麗な家や建物が舞台となることが多いが、今作は良い意味で薄汚い感じが映画全体から出ててそこに異国のカルト宗教という不気味要素が加わってる時点で怖い。
基本的に常に怪異に襲われ続けるが分かりやすい化け物が出たりはせず、居そうでいない感を常に出してたのも良かった。
それでもちゃんと肝試し的驚かせポイントもしっかりあって鳥肌が立つほど怖いシーンもあった。

残念だったのは話が分かりづらくて集中して見てられる映画ではなかったところ。
個人的にはもっと引き込まれるストーリーというかテンポが欲しかった。

ただ見終えてネタバレ解説で頭を整理したくなるくらいには引き込まれる世界観で、最後の締めも次回作にも自然と繋がるような昨今のSNS社会らしい終わり方で良かった。


男友達と一緒に観たので映画を見終えて頭に残ったワードは呪文の言葉ではなく"○ん○ん"笑
真兵成花

真兵成花