こつぶライダー

呪詛のこつぶライダーのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
3.5
呪いの連鎖。

オカルトホラー好きの彼女が観て「よくわからない、つまらなかった」と言い放った作品。
台湾ホラーには馴染み薄だが、実は我が息子、ホラーゲームの実況動画が大好物で、その中にめちゃくちゃ怖いけど意味不明な台湾が舞台のホラゲがあり、それ繋がりで興味を持った。
どんなもんか軽い気持ちで覗いてみたら、後悔した、、、というよりは、新たな発見があって、結構楽しめちゃいました(笑)

POV形式とあり、手ブレや視界の悪さなんかが味を出している他、適度な音の演出と、説明不足感がちょうど謎を深めて先々の展開を期待させるワクワク感を生んでおり、面白かった!

とあるタブーを破った母親が主人公。
自業自得とはいえ、あれだけ怖い想いをしたら精神を病むだろうし、何より娘とようやく向き合ってもあれだけの恐怖が押し寄せてきたら、つらいし、死を覚悟するわな。

娘は、本当かわいそうだったよな。
ラストどうなったのかまでは描かれないから、そこは観客の想像になるんだろうね。
にしても、どの国も児相はぬるいな(笑)

台湾ホラーの手の混み具合と、じめっとした暗さとグロさがもつ恐怖に加えて、ちょっぴり切ない人間ドラマと、かなりバランスが良い。台湾ホラー、今後も期待大である!
こつぶライダー

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