「海底47m」の製作陣が関わったサメ映画ですが、同シリーズとは関係ありません。タイトルは似てますが。監督は「タワーブロック」のジェームズ・ナン。
春休みに酒飲みまくってハメ外してバカ騒ぎしまくる大学生5人組が水上バイクで走りだすも、大海原で事故により立ち往生。更にそんな彼らにホオジロザメが襲い掛かるという内容です。
まず、メインキャラの5人組が本当に途方もなくバカです。「借りるだけ」とほざきながら水上バイクノリノリで盗んで海上へ繰り出し、更にチキンレースやってて衝突事故起こして危機に陥るという自業自得ぶり。一応、主人公のナットは常識はある優等生キャラですが、バイク盗んで繰り出すのを止められず流されて一緒に行きますし。金髪巨乳ビッチは泳げないのに沖に出ますし、サメでなくても結局は何人か死んでたんじゃないですかね。遭難してからもすぐ海水のもうとしたりしますし。ナット役の子は結構かわいかったですね。金髪巨乳ミリー役の子ほかでも見た気がするけど思い出せないな。
サメはCGでちょっと安っぽい所もありますが、襲撃シーンは真面目に怖くとろうとしてるのでそれなりに迫力ありました。バンバン襲ってきてバリバリ食ってくれます。ガブリと噛みついてガシガシ食っていくシーンも直接的なグロ描写は少ないけど、エグイ感じは出てたと思います。サメに噛みつかれた腹の傷や最初の衝突事故で負った開放骨折などの怪我の描写もエグさと痛々しさ感じられて良かったですね。サメに食われて上半身だけになるグロ描写も良かったです。
逆にサメが登場しない遭難シーンはちょっとダレました。主人公達バカだけど悪い奴ではないからか仲違いして大揉めすることが無いのでドラマ部分で盛り上がりには欠けますね。一応主人公の彼氏トムが金髪ビッチと浮気してたことが発覚するネタ盛り込んでますが、悪態ついたり罵声浴びせるだけでそこまで揉める事が無いのでなくてもいいような要素でしたね。彼氏のトムも浮気しまくってるクズだけど、最後には漢気見せましたね。死ぬ前の「君の両親には素晴らしい男だったと言ってくれ」には何言ってんだこいつと思いましたが。
ラストの主人公追い掛けてきて岩場にハマってジタバタするサメは結構可愛かった(笑)それまでそこそこ怖い感じだったのに。でもラストアッサリし過ぎだったのは逆に驚きましたね。普通のサメ映画ならここからラストバトル始まりそうな感じなのに。
トンデモサメ映画ではない正統派のサメ映画としては劇場公開されただけあって楽しめました。
