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ウィキッド ふたりの魔女のwandaのレビュー・感想・評価

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)
3.6
IMAX字幕で。
「ウィキッド」はほぼしら、「オズの魔法使」も観たことない、しかも3時間大丈夫かしら?でしたが、あっという間だった。吹替えでおかわりしたいくらい。あっ、でも吹替えの方はどうなんでしょう…?そして舞台も観てみたくなるよね!

歌唱シーンは言うまでもなく、セットや衣装のつくりこみ、カメラがぐるぐる動いて細部まで奥行きを感じられ、なんか久しぶりに「ミュージカル映画観たわ」という満足感。


一応ここからは少しネタバレ?


エルファバは、肌が緑色なのでずっと蔑まれ、孤独と負い目を感じて生きてきた人。一方で、グリンダはみんなの人気者。
ダンスフロアのシーンは、言葉はなくとも感情が伝わってきて号泣だった。二人がようやく分かりあった瞬間。
一方的に相手は「こうだ」と決めつけて、悪口陰口とかダメなのよ、という当たり前のこと。たとえば、小さい子どもが何も考えずに言う意地悪な言葉。
大人だってそうよね。本人がいないところでディスるのを、私も職場で聞くけど。まぁ、本当にクソな人はのぞきます(笑)

せっかく仲良くなったものの、このまま平和に終わらないのが世の常。

で、この映画の最大の問題は、「パート1」ということ。
スゴいヤバいところで終わった。
区切りはいいけど、このあとどうなっちゃうのエルファバ?チャラい王子に秘密あり?グリンダとエルファバの友情は?
続編は日本でも公開されてるでしょうが、それまで私は気になって夜寝られ…ますが😴
とにかく、エルファバがこのままでは可哀想すぎる。胡散臭いジェフ・ゴールドブラムは明らかに黒幕とすぐ分かったけど(笑)、ミシェル・ヨーは彼とグルだったとはね。


そういえば、イディナ・メンゼルが出ていた。彼女が来日コンサートした時、アナ雪オタクの私はライブに行った。その時に聞いた『Defying Gravity』は今でも心に残っている。エルファバがこれまでの抑圧から解放され、変わろうする力強い歌。




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