ayellowbird

バッドマン 史上最低のスーパーヒーローのayellowbirdのレビュー・感想・評価

3.8
フィリップ・ラショーが監督・主演を務めたコメディアクション。警察署長の父の反対を押し切って夢を追い続ける売れない役者セドリックは、新作映画“バッドマン” の主役に抜てきされる。それは“バッドモービル”に乗って宿敵“ピエロ”と戦う“バッドマン”の活躍を描いたヒーロー映画で、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学んで撮影に臨む。撮影初日を無事に終えようとした頃、妹から父が倒れたという連絡が入る。慌てたセドリックは衣装のバッドスーツを着たままバッドモービルに乗って病院へと急行するが、その途中で事故に遭い記憶を失ってしまう。

DC&マーベル、ごった煮のヒーロー・コメディ! そもそもバッドマンというネーミングがDCコミックのバットマンのパクリ。そして、記憶を失っているとは言え、自分がその似非ヒーロー、バッドマンだと本気で思い込む所が、笑いのツボ。愛する妻子を救うため、撮影用の偽拳銃や剣先が引っ込むマジックナイフを携えて、颯爽と敵のアジトへ乗り込むのだが…。その後も、似非マーベルヒーローの登場など、ドタバタ劇を繰り広げつつ、どうにか軟着陸。最後は、親子愛がテーマの人間ドラマと勘違いさせられる“オマケ”付きで、存分に笑わせてもらった。
ayellowbird

ayellowbird