むらし

とおいらいめいのむらしのネタバレレビュー・内容・結末

とおいらいめい(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館での公開初日に、観に行きました。
WEBでの公開と、試写会に参加していたので、観るのは3回目でした。

初めて観た時から、この映画の上映時間の長さを気にしたことがありません。
(レイトショーなので、帰りの電車の心配くらいはしましたが笑)
別々に暮らしていた複雑な関係の三姉妹が、本当の家族になるまでに必要な時間です。

人に甘えられないお姉ちゃんと、ふわふわした妹と、ひとりに慣れた末っ子。
吹越ともみさんが好きで、この映画に興味を持ったのですが、田中美晴さんも髙石あかりちゃんも、とても素敵で、自然で。
本当にこの三姉妹は存在している、していてほしい、と思います。

しゅはまさんのシーン、絶対に泣いてしまう。綺麗すぎる。

ラストシーンの、三姉妹の言葉ひとつひとつに、思い出される光景があって。
映画を観ている間に、今までのシーンが、私自身の思い出にもなっているのかもしれない。
こんな体験は初めてだったので、鑑賞中、このシーンはほんとにすごい、すごすぎる!と感情が高まりました。
しかもこの言葉たちが、三姉妹のアドリブだったというのだから、素晴らしい。

音響のこだわりもすごい。
出てくる食べ物は全部美味しそう。
全シーン、どこを切り取っても絵になるのですが、ラストシーンは、それはそれは綺麗でした。
とおいらいめいは、絶対に大きなスクリーンで観るべき。
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