オンライン試写会にて。
物語は、リバースする。
死を前にした親友の「元カノたちに会いたい」という願いを叶える旅に付き合うことになる。
余命僅か系の映画ではあるけど、前半はバディムービーかつロードムービーなので笑いもあって結構楽しい。
でも過去の贖罪とはいえ、別れた手にとっては迷惑かもしれない。
それは自己満足でしかないのかも。
後半になるにつれ、人間の嫉妬や醜い感情などが炙り出されてくると笑ってられない。
恋愛感情なんて理屈じゃないし、時にバカなこともしてしまう。
悪いことだと分かっていても止められないこともある。
それでも続く哀しくも美しい友情には心打たれる。
「バッドジーニアス」の監督だけあって、映像はスタイリッシュでオシャレ。
そしてプロデューサーのウォン・カーウァイを意識したかのような映像もあり。
カクテルとカセットテープをストーリーにリンクさせているのも上手い演出。
主役の2人はタイ人というより、韓国映画の俳優っぽかった。
ウード役の人、たまにティルダ・スウィントンに見えたw
もしかして役作りで痩せたのだろうか。
そういえば元カノの1人が「バッドジーニアス」「ハッピーオールドイヤー」に出てたチュティモンさんだった。
それにしても韓国のみならず、最近は台湾映画もタイ映画も目覚しい進化を遂げている。
タイ映画は一昔前は「マッハ」的なアクションかタイホラーしか思い浮かばなかったのに、ドラマ系の映画もレベルが上がってきてる。