かえ

ミセス・ハリス、パリへ行くのかえのレビュー・感想・評価

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第二次世界大戦直後の50年代を描いたものなので多くの国民が生活に苦しんでいて年配の主人公も家政婦の仕事を何件もこなしながら質素に暮らしていただろうに、そんな中で出会ってしまったディオールのドレスはどれ程の衝撃だったんだろう
それまでの堅実な生活を捨てて時にはドッグレースに興じ大金をすりドレスのことしか頭になくなる
一度どうしてもほしいと思ってしまったらそれがどんなに高くてもそのことしか考えられず他の安いドレスも十分魅力的なのにそれでは満足できないと思うのも理解できてしまった
ボタンひとつとってもうっとりするくらい綺麗だった
ディオールの映画だというからもっと煌びやかな別世界を想像していたら不景気で苦しむ労働者たちが多く描かれ食費を削ってもそれでも高級品は求められるのは今と同じだと思った
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