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ミセス・ハリス、パリへ行くのmezzopianoのレビュー・感想・評価

4.2
第二次世界大戦後のロンドン。
夫を亡くした家政婦ミセス・ハリス(レスリー・マンヴィル)は働き先でディオールのドレスに出会い、自分自身もドレスを手に入れたいという夢を持ち、パリの本店へ行く。
威圧的なマネージャー(イザベル・ユペール)から追い出されそうになるが、夢をあきらめないハリスの姿勢は、出会った人々を魅了していく。

ゴミだらけのパリの街並みとは真逆で、うっとりするようなオートクチュールドレスを作っているディオール。
しかしいつまでも金持ち相手の商売をしているわけにはいかず、従業員も不満をつのらせていた。

いくつになっても優しさと気高さを忘れないハリス。この手のおば様は高飛車だったりするが、ハリスは可愛らしくて嫌味が無くて、好感が持てた。
敏腕マネージャー役のイザベル・ユペールの存在感はさすが。69歳?嘘でしょ😵

良い事ばかりは続かないが、「人に親切にすると自分に幸運が戻ってくる」と思わせてくれる作品。いつもイライラしている自分を反省😅
映画館で観るのは諦めていたけれど、観られて良かった。
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