タナキク

ミセス・ハリス、パリへ行くのタナキクのレビュー・感想・評価

3.8
もともと興味を持っていた作品で上映館が少ないですが近隣のシアターで期間限定で公開していたので鑑賞しました。

タイトル通りイギリスに住む主人公(ミセスハリス)がパリへ憧れていたドレスを買いに行く、という話しです。
ただそんなに上手く事は運ばず色々な事が起きながらストーリーは展開します。
自分はファッションには疎くいのですがそれでもこの作品に出てくるドレスの美しさには見惚れてしまいました。
そしてそれを作る為には多くの人々の地道な仕事が支えています。
きらびやかなものの陰にはこうした縁の下の力が必要です。

仕事をしていると誰しも経験する挫折や後悔があると思いますがそれと照らし合わせて見ると主人公への思いが強くなります。
そしていつも上手く物事は運びませんが日頃から徳を積めばいつかきっと良い事が起きる、それを思わせてくれる作品です。

作品に出てくるパリの風光明媚な光景と優雅に聞こえるフランス語も素敵でした。
タナキク

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