よふかし

ミセス・ハリス、パリへ行くのよふかしのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ウルトラハッピー映画!努力も誠実さも報われると信じさせてくれる作品!!

タイトルに対してパリに行くまでが割と長くて序盤はパッとしないけど、パリに着いてからは結構目まぐるしい。ハリスがお上りさん感すごいんやけど、周りの人がマジでめちゃ優しくて微笑ましかった。そんでもちろんハリスさんも優しくてしなやかで素敵な人。柳の木みたいな美しさ。チャーミングな笑顔が良かった。

中盤のファッションショーのシーン色んな服が見られて贅沢やった。DIORの一点物の服は本当に美しい。
けど、ハリスが苦難を乗り越えて得たそんな唯一無二のドレスを困っている女優志望の子に貸してあげたのにはビックリした。お人好しもここまで来ると自傷では?と思ってたら案の定、ダメになって返ってくる。こんなん落ち込むってー😭
ダメにした子は全然反省してないしエグすぎるって戦いてたら、まさかの!DIORが好意で注文キャンセルになったドレスをサプライズで届けてくれた‼️マジで激アツ展開‼️‼️しかもこのドレスが当初欲しかった物っていうのがまた……!本当に素敵な展開だった!

最後、その"魅惑"のドレスを着こなして階段を降りてくる姿が美しかったし、馬券のおじさんと仲良くダンスしててよかった!
てっきりパリの侯爵と恋愛するのかと思ったから拍子抜けやけど、生活水準の似た身の丈にあった人とっていうのが現実的でかえって好きかも。恋をするなら等身大の私でいられる人がいいよね。

勧善懲悪が徹底されてて、ハリスが飾らない優しさでしてきた全てが無駄ではなかった。そう思わせてくれる良い作品でした!
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