低所得者層団地に暮らす10歳の少年ジョニー。母親は酒に溺れては、新しい恋人に夢中。頼りにならない兄と、妹の面倒を見ながら、学校へ通う。
どこか達観しているジョニーは、学校生活に馴染めずにいる日々だった。
その年、担任になったアダムスキー先生にジョニーは恋心を抱く。
教師と児童の距離感の難しさもありながら、達観していたジョニーも実は子どもながらの純粋さがあって、それが暴走して悪い結果に向かってしまったもの哀しさはあった。
団地があるのがロレーヌ地方という、あのドイツ🇩🇪とフランス🇫🇷の係争地だったアルザス・ロレーヌ地方というのも興味深かった。揶揄しているところあったし。