ヴィレッジのむらじろうのネタバレレビュー・内容・結末

予告は面白そうでしたが、実際はかなりのダメ映画でした。ひどい。ストーリーは単純で捻りなく、ヤマもオチもなく2時間ダラダラ。
無駄に能を取り入れているが、展開上なんの機能も果たしていない。
臭いものに蓋するなんてのも、別に田舎の村特有の話ってわけではないし。ゴミ処理場がそのメタファーなんてのも、まんま過ぎて恥ずかしいレベル。
要は立場ある人はそれ守りたいというだけの話であって、そもそも本作の舞台が田舎の村である必要が無い。
にもかかわらず、タイトルを「ヴィレッジ」にしちゃうセンスの無さ。
悪役がシンプルにクズ過ぎるので、キャラやストーリーに深みが出てない。
ラストの主人公の逆ギレは遺伝ということ？
ダメな点を挙げればキリがないが、要は監督の薄っぺらさと力量のなさが今作は特にすごく出てました。せっかく金と労力かけて作品作るのだから、もう少し真面目にやれば良いのに。
ただ、役者の熱意は感じたので、少し甘めに点をつけました。