最初から最後まで予想通りの展開
何かの焼き直しみたいな展開で驚きもなく怒りもなく悲しみもなく感動もなく
ただ、横浜流星の演技はいい
虐げられた環境で目に明かりのない彼の演技
次第に人として成長していき目に光が宿る瞬間の彼の演技は唸らせるものがある
しかしタイトルの「ヴィレッジ」は
メタファーとしては弱いかも
しばらくその言葉が気になって作品にすぐに入り込めなかった
じゃあ別の表現だと………………ゲゼルシャフト？いやそれも違う
閉鎖社会、同調圧力、村社会
そういう思いを込めてこのタイトルにしたいのかもしれないけど
半グレが堂々とのさばる閉鎖社会、
慎ましく生活をしている善良な人々がほとんどいない閉鎖社会
外の世界へ逃げることができない閉鎖社会
映画は虚構の世界だけど心に響く作品は、虚構が本物になっている
この作品は悲しいかな虚構のまま
5点プラスは横浜流星の演技に対して
彼の演技のお陰で最後まで観ることができた
