『最後まで行く』観た流れで鑑賞。
閉鎖的な村を舞台に、父の汚名を被り借金苦のためゴミ処理場で働く青年が、帰郷した幼なじみの女性と再会したことで変わってゆく運命を描いた、藤井道人監督によるヒューマンサスペンス。
ちょっと待って下さい…横浜流星はいつからこんな演技派になったんですか(°_°)
もちろん、少しずつ着実にキャリアを積み重ねて、演技の幅が出てきた事は知ってはいたけど、まさかここまで成長していたとは。。ビックリです。無精髭にボサボサ頭、落ち窪んで光を失った目、ゲッソリした頬に猫背で淀んだ佇まい…これから彼の主演作として、1番に本作を推そうかと思うくらい素晴らしかった。
ほか、優の堕落した母親・君枝を演じた西田尚美や、嫉妬拗らせキャラの透を演じた一ノ瀬ワタル、杉本哲太に中村獅童など、脇を固めるキャストも個性派揃い。特に、村長・修作に扮した古田新太の存在感は言うまでもない。妙に歯が黄ばんでたところとか感心しちゃったし、笑っていてもあんな怖い顔した人、私は他に知らない（笑）
閉鎖的な村の暗部を描いていることもあり、全体の雰囲気は『ガンニバル』と似ているような気がします。ディズニー＋で配信されている実写版は未見ですが、原作コミック版は見ていて、本作を観ながらボンヤリと思い浮かべていました。
まぁ、あっちは村ホラーで本作はサスペンスなので、ちょっとテイストは異なりますけどね。
ポストクレジットあり！最後までお見逃しなく。
