バックトゥーザフューチャーでカルバンクラインを知り、フェノミナでアルマーニを知った小学生時代でした。そしてジェニファー・コネリーをこの時から応援して来ました。オスカーを獲って、マーベリックにも起用されて嬉しいです。
90210もfriendsもビッグバンセオリーもそうですが、やはり長年の付き合いで情が湧くんだろうと思います。人に。
そんな訳で、私が
アルジェントさんが映し出す建築物・建造物やヨーロッパの街並み、内装・インテリアや腹を突き刺すオブジェ、謎の自動ドアの中の仕組み映像やドアの除き穴をくぐり抜ける弾丸のスローモーどアップ等
に惹かれる様になって35〜40年ぐらい経つ訳ですから、アルジェント家の人々に愛着を感じても不思議じゃないでしょう。
この作品ではダリア・ニコロディーさん的な立ち位置を、娘のアーシア・アルジェントが引き継いでいて微笑ましかったです。
アーシアはハリウッドのビッグ・バジェット作品にも出演したり世界的に有名な女優&監督になりましたからお父さんも鼻が高いでしょう。
エグゼクティヴ・プロデューサーとして、割とマトモな作品になる様父ちゃんのサポートしてくれたんじゃないかと思います。
チャームドが大好きな僕はローズ・マッゴーワンとかワインスタインのゴタゴタとかアリッサ・ミラノが提唱した#metooとか、それらの出来事を割と最初から注視していたのですが、マッマゴーワンと仲良しのアーシアにも余波が及んで逆レイプ疑惑が起こった時、ダリオ・アルジェントさんが「うちの子はそんな子じゃありません!」っつって一生懸命擁護してたのが微笑ましかったです。
良いお父さんです。Vortexでは俳優業にまで挑戦したりして、その役柄のせいか、the fatherのアンソニー・ホプキンスさんにイメージが被ります。
アーシアはここ最近恋人とかお母さんを亡くしたり色々大変でしたよね。DJしたりお転婆ですが、立派に育ちました。
作品のストーリーそっちのけで、そんな事ばっか考えました。
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その作品の中身ですが、なかなか大丈夫でした。
必然性の無さも気持ち良くなって来る。
それがアルジェント・ブランドです。
物心付いてしっかり観たDA作品で好きなのはやはりフェノミナとオペラです。完成度はその2作品でしょう。初期の何作かは偉大なホラー古典ですが、完成度は前述の2作が上です。
それに近い作風にしようしようとした印象を受けました。
スリープレスとかジャッロとかは、私はあんまり覚えてないです。
丁寧に作られた、可愛い映画でした。
遺作になるかも知れません。
って事で、ダリオ・アルジェントさんの、人類や家族への愛情を感じたり郷愁を感じ、周りがオタッキーなオッサンばっかりなのを良い事に、私は終始涙を拭っていましたww
障がい者、イマイチな職業の女子、アジアのキッズ。
言ったらマイノリティー応援がテーマです。
こんなに殺人事件がどうでも良いホラー映画もあまり無いw
そしてフェノミナ、オペラ同様後半は田舎に。前半は街で後半山なんですよね。
そしてインガとか動物が助けてくれる。
で蛇シークエンスがやたら長いのウケます。私のサスペリアのレビュー見てもらうと分かりますが、サスペリアでもコウモリがチーチーまとわり付くシーンがやたら長い。アルジェントさんの癖みたいなとこでしょうか。
犬が肉食う所もやたら見せる。
そんな感じですから、ベルリンでプレミア上映っつーけど、それはどうなのよwって思いました。けど長いキャリアですから、業界にいっぱいお友達が居るんでしょうね。だって娘はカンヌで審査委員してた事ありますもんね!
ロメロさんもトビー・フーパーも、ウェス・クレイブンも居なくなって、アルジェントさんは82歳。
レジェンドです。
日食ってなんだったん?🤔