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ザ・バンク 堕ちた巨像のTOTのレビュー・感想・評価

ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)
3.5
地味に見えてもやっぱりトム・ティクバ作品。
インターポールの捜査官(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事(ナオミ・ワッツ)の2人が、武器取引を行う国際的なメガ・バンクの闇を追う社会派サスペンスでありながら、美しい映像と度肝抜かれるガンアクションで楽しませてくれる一粒で二度おいしい感。
しかしそのため鑑賞後は本来の味なんだっけ?ともなる。

ベルリン、リヨン、ミラノ、ニューヨーク、イスタンブールを股にかけた原題通りのインターナショナルな戦い。
ラスト、イスタンブールの青い空とオレンジ色の屋根瓦のコントラストは、追跡劇の終わりに相応しく鮮烈。

何と言っても見どころはニューヨークのグッゲンハイム美術館でのガンアクションでしょう!
フランク・ロイド・ライト設計の美しく螺旋を描く建物が銃撃でどんどん破壊されていく爽快感。
セットと分かっていても、こんなにやっていいの?と心配になります。

ちなみにベン・ウィショー目当てで見た私。
ウィショーが出てくるのは序盤のワンシーンだったけど楽しめましたYO!
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