映画見てから未読だった原作購入。
読み終わったら感想書こうかなと考えていたが、感想が変わらなそうなので書いてしまう。
事前情報でヘイ監督のセクシュアリティを反映してるのは知っており、終盤の展開もなんとなく予想できたので、ただただ胸が締め付けられた。
少年期に刻まれた深い孤独が、どこに居ても自分の根っこを縛りつけて身動きできなくさせて、時を経た再会で解き放たれたと思っても、やっぱりどこにも行けない。
ヘイ監督の描く孤独の感覚、孤独の描写がいつも好きで、同時に温かみや切なさ、ラストには希望を感じてきたけれど、今回は見終えた後になんだか寂しさとやり切れなさ、物足りなさが残った。