西東京

東京の宿の西東京のレビュー・感想・評価

東京の宿(1935年製作の映画)
5.0
早すぎた和製ネオ・レアリズモ。
前半の乱立する電柱と工場の煙突が、職を得た後には空になった徳利の乱立に変わる。宿のあるなしで区切られた前後半、室外から室内への変化によって、前半に映っていたものが後半に別の形で再現されている。そして、画面を見たままでは変わらない背中が圧倒的に変化しているというラスト。引用曰く、「魂」が変わったらしいです。
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