はなえ

ワタシタチハニンゲンダ!のはなえのレビュー・感想・評価

ワタシタチハニンゲンダ!(2022年製作の映画)
4.1
高監督と安田菜津紀さんのトーク付き上映会に行ってきた。安田菜津紀さんは上智卒の先輩らしく初めて知ったけど嬉しかった。
映画自体は正直とても観るのが苦しかった。
悲しみというより怒りで涙が出た。
安田さんが、その日(2/1)で丸3年だったミャンマーのクーデターのことガザで行われている民族浄化のことを話題に出してくれた。
入管内での信じられないような暴行、放置、入管の外での制度的・構造的な差別、蔑視、命の軽視。
そして映画の序盤で語られる日本の朝鮮人に対する植民地化や皇民化(同化)政策に伴う暴力、差別、虐殺、今も続く朝鮮学校への差別やヘイトスピーチ、それを規制せず傍観する警察、今週始まった朝鮮人追悼碑の撤去。
今起きている虐殺と全部繋がってる。
全部全部私たちの生活の一部で、私たちの生活こそがこんなむごい社会を形づくってる。
だから私たちが崩さないといけないんだよ。
私は権力の犬になりたくない。誰かが踏みつけられてる中で黙ったまま笑って過ごすことなんてできない。
もっともっと声を大きくするには、誰かが声を枯らすんじゃなくみんなで一緒に声を上げないといけない。
はなえ

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