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ウエスト・サイド物語のめるのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
3.8
Tonight, tonight
The world is full of light
With suns and moons all over the place


あまりにも有名で手をつけていなかった名作映画の1本を無事鑑賞し終えました。
(しかし、原作の『ロミオとジュリエット』は未読であり未鑑賞です。どのロミジュリがおすすめでしょうか?レオナルド・ディカプリオのしか知らない。)

たしか「ロミオとジュリエットの家族は互いに敵対しているが、ふたりは密かに恋に落ちてしまう」というのが元のストーリーだったよね。(アバウト 笑)
『ウエストサイド物語』がロミジュリの現代版だというのはすでに知っていたから、そこはすんなり観ることができた。ジェット団とシャーク団…だっけ?『ロミオの青い空』の黒い兄弟と狼団みたい。あの男勝りの女の子はニキータポジションだね。

ロミオとジュリエットでは、ジュリエットが死んだフリをして、それを知ったロミオが自殺をして、それを見たジュリエットが後を追って自殺をするというラストだから、これもそうなのかなと思っていたけどちょっと違った。

でも、まさかこんなに重苦しい展開になるとは思っていなかったから驚いた。ジェット団とシャーク団の喧嘩だって"子どものお遊び"程度にしか見ていなかったよ…。
アメリカ怖い。物騒だと言われても仕方がないね。

いろいろな曲があったけど、いいなぁと思ったのは2つくらいあったかな。
"Tonight"は音楽の授業でアカペラで歌わされていい思い出はないんだけど、この映画の中では輝いていた曲だった。もう1つはちょっと分からないけど歌なしの曲だったような?

ストーリーはミュージカルだから後半を除いては特に書くことはないんだけど、視覚効果やカメラワークは独特で芸術的センスを感じて監督すごいなって思った。
ロバート・ワイズ監督は娯楽作品より芸術作品を生み出すほうが向いていたのかも。『スター・トレック』がコケたのも芸術作品としてスタトレが向いていなかったからかなーと(笑)
『サウンド・オブ・ミュージック』はもうちょっと娯楽性があった気がするけど、どうだったかな~…また観たい。


今リメイクしたらどうなるんだろうって思った。スピルバーグ監督がやるって本当かな?
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