Tai

ウエスト・サイド物語のTaiのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
3.9
躍り狂う若者!

午前十時の映画祭ファイナルにて!
観たのは年末ですが、今更レビューです( ;´Д`)

「サウンド・オブ・ミュージック」と同監督・ロバート・ワイズ作。
幸せ溢れるあちらの作品に比べると大分尖った印象の作品でした◎

当時のニューヨークはウエスト・サイドを舞台に、貧困層の少年ギャングによる抗争の物語。
とにかく歌って踊る!
開始早々から音楽とダンスで異様な雰囲気に飲まれますね(о´∀`о)b

私はこの作品といえば石ノ森章太郎・作の漫画『サイボーグ009』!
それに出てくる002であるリンク・ジェットが悪の組織に拉致される前のお話しが、ほぼこのお話しなんですよね(^ω^)
というか、よく怒られないなというほどのオマージュっぷり 笑
恋愛ドラマについては全く皆無ですがね!

製作当時に人気を博していた舞台を映画化したものだそうで、内容的にも当時を映し出した共感性のある内容だったんでしょうね。
しかも、展開的には皆んなが知る「ロミオ&ジュリエット」なわけだから、なお分かりやすい◎
人種に関しては現代でもサラダボウルと呼ばれるニューヨークだからこそ。
でも、この問題はアメリカに限らず今や世界中に広がっていますよね。
やはり移民というのは元々その土地にいた人々からすると不安に思わさせる面も少なからずあるわけで、どうしても問題は起きてしまうものなのでしょうか。

あんなに盛り上がってからのラストカットによる余韻が凄まじいですね。
この侘しさは観た人にしか伝わらないものでしょう。
年代物の旧作品と言わず、遠からず身近に起きる問題かもしれないと思って観るのもいいかもしれません…
Tai

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