Tai

バビロンのTaiのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.5
血が沸騰するかと思うくらいにテンション上がりました٩( ᐛ )و
3時間弱ありますが、興奮しすぎてだれる暇なかったです!

私の大好きデイミアン・チャゼル監督の最新作‼︎
自分と同い年の女の監督ですが、心の中では愛を込めて「チャゼ兄」と読んでます(誰にも通じない)

本作の舞台は1920年代ハリウッド‼︎
まさに〝サイレント(無声映画)〟から〝トーキー(発生映画)〟への転換期です。
過去有名作を含め、こういった映画史が垣間見える題材、大好きです(о´∀`о)b
しかも、自分の大好きな監督がそれを扱うとなれば、その組み合わせはもうカツカレーとかオムバーグみたいなものですよ。
「美味くないわけがない‼︎」という。笑

主に3名の人物から語られる物語。サイレント映画で名を馳せている男。これからの映画界で名を馳せようとする女優、映画製作を夢見る男。

夢の舞台で彼らが輝けば輝くほどに気になってくるのがタイトルである『バビロン』‼︎
旧約聖書で「人類の愚かさ」の象徴たる名前ですよね。
映画製作という夢を積み上げた者たちのソレは、いつ裁きを受けるのか…
もう、それがずっとイメージにあるから、終始ハラハラドキドキでした。笑

しかし、やはり本作も監督の〝映画愛〟はフルスロットルで、もう観ていてコッチがニッコニコになってしまうシーンが盛りだくさんでした◎


映画は今まさに転換期を迎えていますよね。映画を観る媒体がより多岐に渡り、手軽に視聴できるようになった分、人に感動を伝えるには、これまでとは違ったテクニックも必要となっています。
この波に乗って、新たな栄光を手にする者と、沈みゆく者を目の当たりにする事になるのかなとか考えてしまう作品でした(´∀`)
Tai

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