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ファンタスティック・プラネットのkyntのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

この時代のSFが持つ良い意味での閉塞感が大好きだ。最後がどちらか一方の勝利ではなく、講和で決着するところがある意味フランス的?そして人物の描写がちょっと諸星大二郎チック。こちらも大好きです。
ストーリーは結構ストレートでわかりやすい。当時の社会情勢とか深読みしようと思えばいくらでも出来るが(実際プラハ侵攻で制作が一時ストップしたそう)、それらは風味として味わいつつ、とにかくこの世界の狂ってイカしたビジュアルを楽しむのが良い気がする。

20年ほど前、ネットで記事を読んで気になりすぎてVHSをネットオークション経由で入手した思い出深い作品。フランス語が解らずストーリーは追えなかったが、生き物や風景のインパクトが強すぎてそれだけでも充分ワクワクした。
プライムの配信がそろそろ終わるようなので久々に鑑賞。
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