志侑

ファンタスティック・プラネットの志侑のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

シネフィルWOWOWプラスのYouTubeチャンネルにて2週間限定無料公開だったので鑑賞。
割とずっと、気持ち悪〜〜〜!!!!と思いながらなぜか最後まで観てしまった。
奇妙さと独特な雰囲気に反してストーリー自体は案外シンプルでわかりやすいのが良かったのかも?(複雑すぎて置いてけぼりくらう映画って心底つまんね〜ので…)

未知や自分の理解に及ばない事柄に対する忌避感とか気持ち悪さを感じながら、どこか面白くて見続けてしまう…って感じで不思議な感覚だった。
「何だこの生物(植物?)…」→「えぇ、君そういう動きするんだ…」みたいな疑問と解が繋がったりわだかまったままだったりで、そういうところも奇怪で面白かった。
例えば服を織ってくれる謎生物、初見の印象は気持ち悪〜!だったのに服が完成したあとは「もしかして、まち針の針山から着想を得てる…?」と推察できて楽しかった。
まあ全然見当違いかも知れないけど。

音楽も世界観に合ってて良かったなあ。
自分の好みには嵌まらなかったんだけど不快に感じる音が少なくて見やすかった。
鉱石が口笛で割れてくとことか効果音が妙に聴き心地よくてとても好き。このシーン映像も綺麗だし、なんか楽しい。

この手の映画、子どもの頃観たって全然面白くなかっただろうからこのタイミングで観たの正解かもなあ。

終わり際の卵から孵った生物を別の生物が舐めてるシーンで「別種族間の新たな愛情、か…?!」とか思った刹那、普通に丸呑みしてて頭に浮かんだ一切がぜ〜〜〜〜んぶ飛んでいっちゃった。
食糧食べる前に舐めるの気持ち悪過ぎてめちゃめちゃ笑ったんだけど、よく考えたらそんなに笑うとこじゃなかったかもしれん。
志侑

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