久々に個人的に観たい作品…🎬
昨日インスタで運命的に見つけた…!!

ヴァシリーサ･ミクリーチナ。
ヨーロッパの古い絵本を読んでいるような感覚｡
短編なのに世界観がぎゅっと詰まってる｡
ソ連アニメって独特の雰囲気があって意外と好き…🫶🏻

観れないだろうなと思って検索していたら、まさかのロシア語を解する日本語字幕をつけてくださっている方が…!!本当にありがたい…!!

❁あらすじ
(以下は鑑賞したサイトからの引用)
物語はロシアの民衆口承による英雄叙事詩「ブィリーナ」の一篇
「スターヴル・ゴディーノヴィチ (Ставр Годинович)」

舞台は12世紀、キエフ大公ヴラディーミル・モノマーフに投獄された商人スターブルの物語ですが、主人公はスターブル本人ではなく、その妻ヴァシリーサ。夫の窮地を救う良妻という万国共通の民話的モチーフ。(引用おわり)

❁︎こちらから鑑賞できましたっ
http://sajiya.blog89.fc2.com/blog-entry-551.html

中世ヨーロッパの美術を彷彿とさせる絵柄｡
これは時代背景が12世紀だからそういうところを意識しているのかなと思う｡最近中世ヨーロッパの美術が写実的じゃないのは、現実世界よりもキリスト教世界に重きを置いていたため3次元的な世界に目を向けていなかったからということを知ってすごく納得した…。

ヴァシリーサが髪を切るシーンが印象的。
(インスタで見たのもこのシーン)
長くて美しい髪をバッサリと切り落とし、泣き崩れる｡しかしすべての悲しみを捨て去ったように男性として振舞う覚悟を決める｡(ムーランみたい)

武闘、乗馬、チェスの勝負を経て愛する夫を助け出そうとするヴァシリーサ｡
頑なに男だと思い込んでる父ウラディーミルと早々に優雅な所作を見抜いてしまう娘｡
兎狩りのシーンは鞭でバシバシ地面打ち叩いてる男たちと対比的に優雅すぎて見惚れる｡
でも馬乗ってる時に身体が微動だにしないのがシュールでちょっと面白かった…笑そういう抽象的な表現が多い気がした｡中世の絵も動いたらこんな感じなのかもなぁなんてことを考えた。
とにかく聡明な彼女がめちゃくちゃ素敵です！

変装を脱いでスターブルと再開するエンドもロマンチックで素敵だった~鈍いスターブル笑
声色も身のこなしも一気に淑女モードに変わるギャップがいい~
“でも 君の自慢だった金髪の三つ編みは？
最愛の男を地下牢から救い出すために使ったわ“


音楽もシンプルだけどボロディンっぽさもちょっと感じられる気がした…

❁︎関係ない話
もう大学の映画の授業とるのは今期で辞めようかな、、と思います｡自分で観たい映画は山ほどあるのに、観たいと思わないものを先に観るのはなんだか違う気がするのです…映画を好きでいるためにもそうしたいなぁと思っています。それにこんなふうに思ったことを書き連ねるレビューのように感想を書く訳にも行かないし、、
あと、最近初めて蓮實重彦さんの著書を読んだのですが痛烈な批判に心が折れそうになりました笑ベストもワーストも人それぞれなのになぁ。と素人は思うのでした…。

宝物のような作品
ずっと大切にしたい

題名は「麗しのワシリサ」という別の有名物語と同じだが、内容は「カエルの王女様」
Василиса Прекрасная 1977
https://ok.ru/video/6940576451124

opensubtitles.org/en/subtitles/8206204

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