あの白鯨の監督によるドキュメンタリー作品。
ドキュメンタリーというより彼の活動へのスコアになってしまいそうですが、災害などで困窮した人々へ食事を提供する熱いシェフの物語で見応えがありました。ダイヤモンド・プリンセス号にも来ていたとは!
食事も救援活動に含まれるべき人間生活に必須の要素で専門家が支援すべきという視点は実に共感します。
ナレーションをほとんど入れず非常事態下での実際のやり取りを多く入れることで緊迫感とスパニッシュなトーンも含めた彼の情熱が伝わる構成でテンポが良かったです。
彼の活動への穿った批判が行われる場面はその熱さも相まって辛いものでした。この辺りを伝えられるのもドキュメンタリーとしてバランスがとれていたと思います。
