力強い作品。
ニーノ・ロータの音楽がまた良い。

邦題『山の女』

マッターホルン登山中に心臓発作で死亡した山村の医師ガブリエッラ･スパーダの葬儀場面から始まります。
医師の婚約者で登山にも同行していた技師ロドルフォ･モリージと、彼にメロメロになってしまったローマのお嬢様ゾージ(マリナ･ベルティ)の話です。

技師は、目の前で婚約者が亡くなるという不幸な目にあったのだから"自暴自棄になっても当然、周りに八つ当たりしても許される"系の強烈モラハラ男です。

一方、ゾージは"何でもしますからお傍にいさせてください"系のドＭなので、見事に技師のモラハラの犠牲者になります。
→ という映画です。

ゾージが頭を振って髪をはらう動作が頻繁で気になります。髪型変えれば？とおせっかいを焼きたくなりました。
でも素晴しくお綺麗です。

マリナさんは1924年9月生まれ、技師役のアメデオ･ナザーリは1907年12月生まれで歳の差17歳。

• #歳の差カップル

邦題:『山の女』、アマプラにもあるよ！
山の濃霧が閉塞感をよく演出している。
犬は轢き殺されるし、破局寸前でも山まで追ってくるアメデオ・ナザーリの姿は最早ホラー。