このレビューはネタバレを含みます
本当〜〜〜に非対称な恋愛の関係性における、いわゆる負けている側(乱暴にいえば2番目側だったり片思いみたいな構図になってしまっている側)の、卑屈に・卑怯にイニシアチブを握ろうとする人間描くのがうまいよね〜〜!!!!
あの女マジで嫌なやつ〜〜(褒めてる)
本能的な感情の揺らぎを本心だったり、心から、と思いたくなるの、分かるよ〜〜。
「書いたら過去になる」っていうクソ陳腐で青っぽい解釈を(その浅さがかえって彼が茂巳を超えられなかった理由をやんわりと醸しているような)最後の喫茶店のシーンで「エッチ」という感想で片付けて、尚且つ茂巳のモチーフとなったキャラクターの心情を勝手に推察せず、「SF」と片付けた気持ちよさよな〜!!!
過去になるから書かなかった、それが愛情表現だったと思う、なぜなら自分が書いたら過去になったから、なんてめちゃくちゃ陳腐でこれエンディングだったらクソつまんねー!って思ってたけど救われた感じあって超良かった。
今泉作品で1,2を争うくらい好きな作品だったかも。