にっきい

ザ・メニューのにっきいのレビュー・感想・評価

ザ・メニュー(2022年製作の映画)
3.5
ひらめ顔が目立つアニャちゃん。

少し前から何度かスリラー的な予告見て面白そうだと思ってた作品。

4.8ヘクタールの島丸ごとがレストランって話し。
予告見てて気難しいオーナーシェフが、気に入らん客をブッ飛ばす話しかと思ってたんですが、ちょっと違いました。
客は12人だけ、1人1250ドルの料理を出すホーソン島にあるレストラン。
従業員は宿舎で共同生活を送り、シェフも島に住んでいる。
全てがより良い料理をお客様に食べていただく為の行為だと思っていたが…、って話し。
冒頭でアニャちゃんがタバコ吸ってて、それを連れのニコラス・ホルトが料理の繊細な味が分からなくなるから止めろと注意するんです。
大昔にドラマで料理人はタバコを吸わないと言ってたので、気にする人は気にするんですね。
ニコラス・ホルトは常にそんな感じでこのレストランのシャフに心酔しきってて、周りで何が起ころうが料理を食べることしか頭にない。
普通目の前であんな事が起こったら食欲なるなるやろうに。
そしてアニャちゃんは予告でも「貴女はこの場所にふさわしくない」と言われてるのは、こう言う高級な店で食事するようなマナーが無いって事かと思ってたら、もっと深い意味がありました。
本来は客をもてなすはずの料理なのに、客を選ぶような態度のシェフにめちゃくちゃ腹立ちました。
例えば京都の老舗料亭が一見さんお断りなのは格式ぶって偉そうにしてるのではなく、お客様一人一人の好みを把握して最高の料理をお出しするため。
単に客を選んでる訳ではないんです。
だからこんなレストラン、どんなに美味しくても何度も行きたいとは思わないなぁ、と思ってたら、この日集められた客には理由があったんです。
そしてアニャちゃんは本来来るはずじゃ無かった、謂わば"部外者"なので「ふさわしくない」と言われてんです。
評判になればなるほど、より美味しい料理を作らないといけないと言う重圧がシェフを狂わせた。
そんな映画でした。

普通映画館って1番後ろに映写室があってそこから上映してますよね。
昔の映写機と違って今はデジタル機器だからそんな大きい部屋は必要ないのかも知れないけど。
でも今日行ったシアタス心斎橋は映写室自体が無いんです。
劇場の天井に出っ張りがあって、その中にプロジェクターが入ってるらしい。
コロナ禍以降に出来たシネコンなので全席にパーティションが付いてたり、コンフォートシートやプレミアシートがあったり、最新の設備のシネコンでした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年11月19日
鑑賞回:9:35〜11:35
劇場名:イオンシネマ シアタス心斎橋
座席情報:Screen6 G-7
上映方式:2D 字幕
レーティング:R15+
上映時間:107分
備考:ハッピー55
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