このレビューはネタバレを含みます
途中からシェフの目的がわかり始める中で、思い当たることが頭に浮かんだのは、インスタのために写真だけ撮ってほとんどの料理に手をつけずに残す人達のこと。給仕のスタッフの方がなんとも言えない顔で後片付けをしているのを何度か見たことがあったので作った人はどんな気持ちかと想像して嫌な気持ちになったあの感じ、第三者ですらモヤモヤするのにシェフ本人の気持ちは相当なものだと想像に難くない。
そういうのを踏まえた上で、このレストランホーソンのシェフはこれまでにいろんな屈辱を味わったことがじわじわと伝わって来るのと同時にこれからどうなるの…とひやひやと思いきやお前のせいで休日が台無しになった、とかいう嘘みたいに理不尽な理由でターゲットにされてて笑った
あの笑ってるのに死んだような目で料理を提供するシェフの狂った感じもいい。最後のデザートがスモアなところにとことんシェフの恨み節が詰まっていて、じわじわ恐怖からのユーモアたっぷり最後はスモアでバイバイ☆が笑えた😂
スモアの認知度は高くてもスモアの由来を知らないひとはラストのユーモアが理解できず勿体無い気がする…後から説明されないとわからないようでは楽しめないし、見る人を選ぶ映画だと思う。万人受けではない