あまのうずめ

ハーティー 森の神のあまのうずめのレビュー・感想・評価

ハーティー 森の神(2021年製作の映画)
2.5
森と動物を愛するスミトラナンダンにとって動物は共に育った家族で、大統領は彼に“森の男”の称号を与え、人々は彼を“森の神”と呼んだ。彼が守る森にDRL社が土地開発にやって来る。その森は保護区域で森の神が先祖から受け継いだものだった。


▶︎全ての設定が中途半端な上、悪人をここまでクズに描いた勧善懲悪も大概にした方がいいとツッコミどころ満載。まず大統領ってインドにいないだろ!って、架空の国なのか? 法律監修無いのか!って程のモヤモヤ箇所等あってファンタジーとしてもおざなりです。

森の神を演じるのは『バーフバリ』のバラーラデーヴァ役のラーナー・ダッグバーティで、爬虫類みたいな首の動きがタモリさんのイグアナ芸に見えるし、全然頼り甲斐が無いのは致命的。象使いのシャンカル(と、おのおじ)が冷静に見て一番ワルじゃんって個人的に思っているが、まともな人が一人もいない構造が救われないのにハッピーエンドってなんだよと思った。

動物虐待は無いとのアテンション有りでCGが含まれる象と人のシーンはどうしても不自然感は否めず、エンドロールのおまけ映像が白々しかった。

WOWOWの『インド映画特集』にて鑑賞。