カラオケ行こ！のHanaのネタバレレビュー・内容・結末

女の園の星で原作者ファンにはなっていたものの、こちらは原作未読のまま観に行きました。野木亜紀子脚本なら大丈夫だろうという判断。

鑑賞後に原作を読み、あれもこれもオリジナルだったの？！という驚きが多かったので、こういう楽しみ方もありだなと感心。映画部の存在自体が実写版オリジナルエピソードなのはびっくり。あの空気感、会話のテンポ、どう見ても和山やまの世界観だった…
あと亀と鶴の傘、あれも絶対原作エピソードだと思ったので原作読んで驚愕。同じやん、と言われてしょぼん…とするお父さんの演技が良かった。

聡実くんが悩んだ結果部活に行かなくなっていたり、原作と映画では聡実くんの性格はちょっと違う印象。映画の方がより尖っていて感情も出やすいのかな。
後輩（和田）が後半かなり聡実くんに絡んできたり、人間関係の起伏が大きくなるようアレンジされているのは好き嫌いが分かれるかも。
個人的にはとても良い実写化だと思いました。綾野剛は刺青と黒スーツが本当に似合うので、冒頭シーンだけでも観る価値ある気がする。