アイスティー

カラオケ行こ!のアイスティーのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

どうしても気になってしまったのは、物語の根幹である狂児の歌声が"そこそこ上手い"という点。
そのまま出場しても絶対最下位にならくないか?と、、、
そして子分たちの歌声も具体で提示されるので、相対的な上下が規定され、上記疑念に拍車をかける事態に。

また、主人公の青年のアドバイスもあまりに普通で、誰でも言えるじゃんと思ってしまった。

カラオケ大会はあくまで2人を繋ぐきっかけに過ぎないとしても、その二人の友情も深掘りされず、自動的に心を通わせる形に、、心に踏み込もうとすると狂児すぐにスカしちゃうので、結局何を大事して生きてるのか全く見えなかった。
キャラクターが飛び道具的で、段取臭さがどうしても拭えず、乗れない。
主人公の後輩君が素晴らしかった。

原作は読んでないのでなんともですが、人間ドラマで見せないならば、もっとコメディとして振り切らないといけなかったのではないか。。。
肝心の笑いも、山下監督のオフビートな笑いとややミスマッチな気がしたけど、ちゃんも笑えるところもあって流石だなと思いました!

▼追記メモ
芳根京子演じる先生の、全てを「愛」と「結果よりも過程への評価」で乗り切ろうとする空っぽなキャラクターが好きだった。ああいう一見優しき女性が、社会の悪意に触れて擦れていく過程を描いた作品は面白そう✍️