ヴィオレ

カラオケ行こ!のヴィオレのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
2.8
自分の大好きな「犬王」「罪の声」などの脚本を担当した野木亜希子脚本に、自分の大好きな漫画の実写なので大傑作間違いなし!と
思っていたが、かなり期待外れな作品。

主演の2人は演技はいいものの、綾野剛の違和感のある大阪弁には最初から大阪弁の喋れる人を起用すればいいのではと思ったり。
本作は原作からの改変が多かった印象だが、
すべでが上手に作用しているわけではなかった。映画部設定のせいで狂児に「三年間真面目にやってきたんだ!」と初めて本心を吐露するシーンが一切響かなくなっているし、カラオケシーンも回数が格段に増えてるので
いくらなんでも中学生が放課後遊びすぎじゃないかとも思った。

それと原作の大きな魅力である漫画ならではのシュールなギャグ描写は台詞はなぞっているものの、独特の間や行間が再現できておらずセリフだけが浮いてしまってスベッてた。

この原作なら無理に100分台にせずに90分前後とかの尺にするか、1クールのドラマやアニメが向いてたんじゃないかなと
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