ジャスが好きな私にとって本当に楽しみな映画で、ようやく見れた本作
一癖ありそうな映画だとは思っていたけれどまさかここまで"変"な映画だとは思っていなかった。時系列がシャッフルされているのかどうかすらも曖昧で、まさに一夜の夢心地のようなふわふわとした銀座のネオン街。
映像はとてもよかった。主演の池松壮亮の顔がいいというのもあるが、街やピアノの映し方などはかなり好みだった。俳優陣も好印象で特によかったのが森田剛。何をしでかすのかわからない不気味さとあの低音ボイスとチャップリンのような風貌のミスマッチがよかった。「ヒメアノ〜ル」を思い出した。
物語は少し捻くれすぎというか、意図的に小難しくしてる感は否めない本作。中盤あたりから種明かしらしきパートでもいまいち納得のいかないもので消化不良に感じた。「エッセイ」という実写に不向きな作品を弄りすぎたのかな
