紅ダァーーーーーッ！！！！
安心してください、これはいい実写化です。
…最近実写化について色々と言われているからね…。
原作に無いオリジナル要素が結構あるんですが（主に聡実くん側）、それが原作のいい所を潰してない、どころかより引き立たせていて、これがプロの技なんだろうな〜と思ったり。
聡実くんの青春感とか思春期、声変わりの悩みとかの瑞々しさに混ざる狂児達ヤクザの怖さが醸し出す全体的なシュール感が終始あって、なんだか不思議な感じ。聡実くんは中学生だけど妙に肝が据わってる感じもあり、狂児は狂児で中学生を巻き込む無茶苦茶さもありつつちゃんと子どもを子どもとして見守る大人の目線もありつつ。聡実くんをからかって怒らせた後、素直にすぐごめんなってLINEできるの何気に偉くない？
原作だと聡実くん以外の中学生ってあんまり存在感が無いんだけと、映画だとみんなキャラが立ってて、あ〜聡実くんちゃんと中学生なんだ〜というのが実感できる。副部長は仕事のできる子。
何だろうな…観た後は青春映画によくある（イメージだけど）一夏の思い出感もある、何か爽やかな気持ちにな…る？なるか…？ヤクザだぞ…？いやでもこれが聡実くんの立派な青春の1ページなんだ、そして何より面白かったからいいやって気分になるいい映画でした。
