さよこ

カラオケ行こ!のさよこのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.8
【そんなの愛じゃん、愛だだ漏れじゃん…!】
職場の同僚からオススメされて鑑賞。原作未修🙏

🎤全体の感想
うわーーー!最高だった!!!
綾野剛の人たらしぶりがヤバい!!!合唱部の少年に対する距離感、言い回し、口説いてるつもりなんてないだろうに落としにかかってるように見えてしまうのは私の心が不純だからなのか。笑いどころもたくさんあるしラストも良かった。リピ鑑賞するぞ✌

🎤MIU404の名タッグ
正直、こんなに綾野剛がコメディ似合う人とは思ってなかった。特段自分は綾野剛のファンというわけではないけどこの映画でどハマリしてしまった。この作品では綾野剛の魅力が溢れまくってて、制作陣のなかに''人を活かすスキル''が抜群に高い人がいるんだろうなと思った。そしてのエンドロールで見かけた脚本/野木亜紀子の文字が目に入り「MIU404の名タッグやないか!!!」と思わず心のなかで大声が出た。台詞で表現するシーンと台詞以外で表現するシーンのバランスが良かったのも、このクレジットで腑に落ちた。またこのコンビでどんどん作品作って欲しい。

🎤とにかく人懐こい綾野剛
ヤクザと少年。共通点がほとんどない二人なのに、綾野剛があの手この手で次に会うきっかけを作るのがうますぎて人たらしとはこういう人のことをいうのかと感心した。控えめにいって最高。少年だけにじゃなくてヤバめの仲間にも似たような距離感で接してて、人間大好き!て感じがとても良かった。そのうえでヤクザ仲間たちは綾野剛が喋るとちょっとだけ腰が引けてたりして、裏稼業では恐れられてる感じもほんのり伝わってきて、とても良かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
⚠️この先、ネタバレあります⚠️
ーーーーーーーーーーーーーーーー

🎤とにかく口説く綾野剛
ふいに顔覗き込まれたり、ソファ越しに後ろに手を回されたり、第一印象は「天使かと思った」て言われたり。そんなの自分のこと口説いてるのかって思っちゃうよね。わかるよ少年。そのドキドキの正体ってなんだろなって思うよね。相手がヤクザだから怖くて心拍数上がってるのかな?なんて思うよね。違うんだよ、相思相愛なんだよーー!

🎤好きなシーン1
少年が一生懸命、選曲した紙を見せながら説明してるのに、説明そっちのけで少年の顔しか観てない綾野剛。ヤバい。破壊力がヤバい。鼻血出るかと思った。

🎤好きなシーン2
少年がぶち切れて怒鳴り散らかしたあとに、綾野剛が見せた切ない表情、そしてごめんなの一言。綾野剛からしたら突然怒られて訳わからなかったろうに、あのときの綾野剛の返しはコミュ力なんて簡単な言葉じゃ説明できないくらい高度なやり取りだった。その一方で、こうやって人たらしをして、この世界でのし上がって来たんだろうなとも思った。絶対シノギは夜のお店だよね。手の掛かる女の子たちを見事に手のひらで転がして、自分の縄張りから出ないように沼らせて、やいやい文句言ってくる黒服たちもヨシヨシして手懐けて。うわ!こわい!スピンオフ観たい!作ってー!

🎤ラスト
うわーそういうあっけない展開かぁ…唐突すぎるなぁ…と思ってからの逆転ホームランで最高のラストでした。スピンオフか続編を作って欲しい。頼む🙏

🎤その他
・ワイシャツにインナー着ないタイプか…
・どやぁ…の顔最高かよ
・若頭って護衛つけずに1人行動するんだね
・歪なキティちゃんのイラストの使用許可ってどうなってるんだろ。サンリオの許可もらってるんだとしたらサンリオの懐の深さがえぐい。キティちゃんはホント仕事を選ばず何でもやって働き者だ。
・教えてもらったグッズと一緒に自撮りしてLINE送ってくるの可愛いすぎる。
・ヤクザたち呼んだとき、少年が綾野剛を頼ってぴたっと側にいるのが可愛かった。そしてそれを見越して仲間たち呼んだんじゃないか、綾野剛のいつもの口説きパターンなんじゃないかとも思えて一層萌えた。
・ねぇ!今!可愛い子犬ちゃん♥みたいなこと言わなかった??ねぇ!!!
・突然のヒコロヒー。地元感が強い。良い。
・メニューを使った少年の心理描写の演出好き。
・合唱部員たちの人間模様の現実っぽさよ
・部長経験ある人が就活でアピールできるのは、こういう取りまとめができるからなんだよね。末っ子気質の自分は絶対ムリなので長女/長男/部長のポジションをこなせる人を心から尊敬する。
・日本で一番Centuryが似合う男

綾野剛以外のキャスティングが想像できないくらいハマり役でした。最高!リピする!✌

後日談:
パンフレット読み込んでからリピ鑑賞しようと思ったら映画館も公式通販も完売で叶わず🥲
完全に乗り遅れた…!パンフ欲しい!!!
さよこ

さよこ