吉田

カラオケ行こ!の吉田のネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

うーん
結構前に見たけどなかなか感想が書けずにいた。
原作の和山まやさん描く話ってわかりやすくいい話じゃなくて、「こういう人もいる」「どんな人でもいてもいい」みたいな、包容力のある話が魅力な気がしてて。

「女の園の星」で他人とごはんを食べれない子がごはんを食べようと星先生と保健室で食べるんだけど偶然入ってきた生徒を目にして吐いてしまう。で、入ってきた生徒が「私、なんか悪いことしちゃった?」って聞いた時に星先生が「誰も悪くないです」って答えるんだけど、なんかそのセリフが結構作品全体を象徴してるんじゃないかって…

前置きが長くなっちゃったけど、映画いい話なんだよね。漫画と顔違うけど俳優陣とかキャストの力で違和感もないし。
でも、いい話なんだけど、なんか映画はわかりやすいというか…さわやか3組っぽくない?
漫画は読んでいて色んなことを読者が考える余韻がある気がするけど、映画は、それをキャストや物語に代弁させたりわかりやすいシーンが多くて、もうちょっと考える隙があってもいいんじゃないかなーなどと偉そうに思ったのでした。
楽しみにしていたぶん、全然映画の出来自体は悪くないのにノレない自分がいて(応援上映って、なにを応援するの?みたいな…)残念な気持ちでいる…
吉田

吉田